History
1775年、デンマークのコペンハーゲンにて創業したロイヤルコペンハーゲン。
白地に青色のペイントで華やかな器を思い浮かべる人が多いと思います。
当店で主に扱っているのはAluminia窯(アルミニア)で製造されていた作品。
アルミニアは1950年から1970年にかけて、ファイアンス製法(低温でゆっくりと時間をかけて焼成する技法)に特化した製品を製造していました。
代表的なものとして、Tenera(テネラ)やBaca(バッカ)といったシリーズがあります。
それらのシリーズには植物や動物のモチーフが描かれ、ハンドペイントによる大胆なデザインが人気となりました。
アルミニアはロイヤルコペンハーゲンを買収しますが、ブランド名としてはロイヤルコペンハーゲンに継承されることになり、途中からはテネラやバッカもロイヤルコペンハーゲンのロゴが使用されるようになります。
激動の時代背景の中で生まれた、自然をモチーフにした柔らかなデザイン。まるでアートピースかのようなアルミニアやロイヤルコペンハーゲンの作品をご紹介します。
Tenera
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Female Artists
Teneraシリーズは、Nils Thorssonが監修のもと、美術学校を卒業したばかりの女性6人により手掛けられました。
自然や動植物をテーマに大胆な絵付けが施されているのが特徴です。
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Design by Berte Jessen
Tenareのデザイナーの6人のうちの一人、Berte Jessenの作品。生き生きとした植物を青色と紫色を使って大胆に表現しています。
Six Designers
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Berte Jessen
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Marianne Johnson
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Kari Christensen
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Ing-Lise Koefoed
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Beth Breyen
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Grete Helland-Hansen
Baca
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Designer Nils Thorsson
Bacaシリーズは、Nils Thorsson自らが先頭に立ってデザインを務めました。
彼を中心にJohanne Gerber、Ellen Malmerの3人がデザインしています。
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Design by Nils Thorsson
BacaとTenareを世に送り出したNils Thorssonが手掛けたデザイン。歴史ある壁画のようなデザインでお花や鳥が描かれています。