こんにちは。
Normartです。
今週末の14日、15日の2日間、長野県松本市で開催される「松本古市」に出店します。
両日ともそれぞれ約20店舗で、古道具からアンティーク品がずらりと並びます。
松本観光もかねて良ければ遊びに来てくださいね。
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今回も少し珍しいアイテムが入荷していますのでご紹介します!
Royal copenhagenのBaca、小さめなプレートです。
Nils Thorssonの刻印が入っていますが、珍しい文様のようなものと文字が入っています。
Bacaシリーズにはデンマークの地名や場所に関わるデザインがされたものをしばしば見かけます。
それらは市が何かしらの記念に製作を依頼し、ノベルティにしていたものが多いように思います。
また、その市で婚姻をしたカップルへの贈答品としてデザインされていたものもあるようです。羨ましい限りですね。
今回ご紹介するアイテムもおそらく記念に作成されたもので、市場に出回るのは珍しいかもしれません。当店でも初めての入荷です。
プレート表面に描かれているのは木とイカリのが組み合わさった様なデザインです。
そして表側面には「Esbjerg」という文字が入っています。
Esbjerg(エスビアウ)とはデンマーク・ユトランド半島の南に位置する都市の名前です。
なぜ「木」と「イカリ」がデザインされているかですが、これはエスビアウ市の紋章となっている模様だからです。
エスビアウ市は北海に面したデンマークで5番目に大きな都市。
大きな港があり、漁業と運輸業、そして農産物の輸出が中心となっている自然豊かな街です。
なので文様が自然と港を表す「木」と「イカリ」になっているわけですね。
エスビアウ市からはスコットランドやノルウェーにアクセスできる便が運行していたり、今は廃止されてしまったそうですが、2014年まではイングランドにもアクセスできたそうです。
街には美術館や博物館、水産海洋博物館など有名な娯楽施設があり、白人男性4人の像がセーディングビーチを見下ろしている彫刻モニュメント、「The Man Meets the Sea」が観光スポットになっています。
この彫刻モニュメントは1つ約9mあり、市政100年を記念して1994年に作られたそうです。
今回のプレートはどのような目的で作られたかは定かではありませんが、ヴィンテージアイテムから新しく学ぶことはたくさんあります。
そしてそのアイテムの歴史や背景などを知ると、一層愛着が湧きます。
皆様も今お使いのヴィンテージアイテムなどがあれば、改めて歴史や背景を調べてみると良いかもしれませんね。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました!