コンテンツに進む

北欧ヴィンテージ食器・アート雑貨のお店 Normart

LINEお友達追加で5%OFFクーポンプレゼント

今年は「前進」の1年に

2026.2.19

THIS YEAR IS A YEAR OF “FORWARD PROGRESS”
今年は「前進」の1年に

今年も早2ヶ月が過ぎ去ろうとしています。あっという間です。コラムはこちらの記事が今年初の更新となります。

2026年は午年。僕は干支を「運勢」みたいに受け取るより、暮らしの合図として捉えています。そして僕は午年、つまり年男になります。

2026年はなにかを始める。少しだけでも動き出す。そんなタイミングだと思っています。ノルマートの実店舗ができるのも今年なのは何か理由がありそうです。

今年初めにスウェーデンから届いたのがRörstrand(ロールストランド)社のアトリエ部門で製作された馬に人が乗ったオブジェ。男女がそれぞれ馬にまたがっている様子が伺えます。

そこで今回のコラムはこのオブジェについて。置物としての可愛さだけではなく、造形や筆のタッチまで含めて「作品」として深掘りしてみたいと思います。

A SCULPTURE ON YOUR SHELF 彫刻のような「騎馬」

このオブジェは馬にそれぞれまたがる男性と女性。男性は真っ直ぐ正面を向いて座り、女性は上品な座り方で正面を向いています。ひと目でモチーフは分かるのに、どこか抽象的で、彫刻のように“形”で見せてくる感じがします。

正面から見てももちろん美しいのですが、僕は少し斜めから眺めたときの線が特に好きです。馬の首から背、そして人の姿勢へと続く流れが気持ちよくて、目が止まります。

黒釉の中にある、遊び心

黒い釉薬をベースに、たてがみや尻尾のブラウン。さらにベージュの塗り分けがアクセントになっていて、よく見ると鳥にも見えるような模様が入っています。

置物というより、立体の絵画のよう。筆のテンションがそのまま残っているように見える瞬間があって、そこがハンドペイントの作品を多く生み出したアトリエ部門の作品の魅力だなと感じます。

TIMO SARVIMÄKI 作家:Timo Sarvimäki(ティモ・サルヴィメキ)

この作品を手がけたのは、Timo Sarvimäki。

彼はスウェーデン・ヨーテボリを拠点に活動しているフィンランド国籍の陶芸家/芸術家です。

僕が彼の作品に感じるのは、まず強さです。輪郭がはっきりしていて、造形がまっすぐ。かわいいというより、かっこいい。部屋に置いたときに空気が少し締まるような存在感があります。

それでいて、近くで見ると手の跡がやさしい。釉薬や絵付けのムラも含めて、量産品の均一さとは違う“生っぽさ”が残っています。

「アトリエ」作品という楽しみ方

RörstrandのAteljé(アトリエ)と聞くと、日常の器というより、作家が手を動かして作ったスタジオ作品のイメージが強くなります。

スウェーデンのホガナス、フィンランドのアラビアをはじめ、北欧のブランドには量産品とは異なるラインで、手作業かつ少量の作品を制作する部門が存在していました。

デザイナーの意思を優先し、優れたデザインのプロダクトを生み出してきました。

飾り物でありながら、ちゃんと作品として眺められる。そんな距離感が、このオブジェのいちばんの良さだと思います。

NOT JUST A HORSE, BUT A RIDER 「馬」じゃなくて「騎馬」なのが好き

午年だから馬、というのは分かりやすいですよね。でもこの作品の面白さは、馬だけではなく乗り手がいるところにあると思っています。

ダーラナホースなど馬をモチーフとしたオブジェはたくさんありますが、こちらのオブジェからは人が乗っていることで何か新しい未来を切り拓いていくような印象を受けます。

ただ走るだけじゃなく、方向がある。意志がある。勢いって大事だけど、勢いだけだと空回りもする。時には止まったりすることも必要で、それは乗り手がコントロールするものだと思います。

ふと視界に入ったときに、「今日は何を進めよう」と自分に問いかけるきっかけになる。縁起物というより、暮らしのスイッチみたいな存在のように思います。

HOW TO LIVE WITH IT どう、どこに飾るか

玄関に置くなら「いってきます」の相棒

まず、玄関に置くのはすごく良いと思います。午年らしく「いってきます/ただいま」の場所に「前進する」きっかけを置くようなイメージ。

そして玄関はインテリアの入り口でもあります。玄関に飾るなら個性的でオリジナリティのあるものをおすすめしたいです。

おすすめは、作業デスクの視界

でも僕ならたぶん、作業デスクから視界に入る場所に置きます。

普段デスクワークがほとんどなので、その環境を整えることはとても重要なのです。キャンドルの灯り、温かいコーヒー、心地よい音楽。

視界に入るもの全てがその日の仕事に影響するようにも思います。

忙しいと、やることはあるのに進まない日がある。そんな日に、騎馬のシルエットが、静かに背中を押してくれる気がするんです。

オブジェってただ飾るものとしてのインテリア以上に、自分の気持ちの置き場所になることがある。そしてオブジェが持つ意味や役割を考える時間というのは、思ったより有意義なものです。

商品ページを見る

この記事を書いた人:Yuki Hasegawa (Normartオーナー)

北欧ヴィンテージ食器やアート雑貨を扱う Normart(ノルマート)を運営。
「すべての人に美しさを」をミッションに、北欧ヴィンテージが持つ美しいデザインやストーリーを通して、 自分らしく、心地よく過ごせる暮らしをお届けしています。