こんばんは。Normartです。
数日前に、デンマークからヴィンテージアイテムがたくさん届きました。
いつも荷物が届くと開梱し、状態の確認をしつつ洗浄して、在庫の棚に並べています。
「大変だね」とよく言われるのですが、僕的にはとっても楽しい時間なんです。
自分がセレクトしたアイテムが手元に届き、ヴィンテージのロマンを感じながら作業を進めています。
今回は新しく入荷するアイテムが多く、特に手に入れたかったアイテムを紹介しようと思います。
冒頭の写真にも写っているロイヤルコペンハーゲンのバターボックスです。
Teneraのシリーズで、デザインしたのはベス・ブライエン。
なんといっても目に入るのが、蓋にデザインされているデフォルメされた3人の男性たち。
まるで絵本に出てきそうなタッチでとっても可愛らしいです。
実はこちらただの男性ではなく、クリスマスに関係するとっても偉い人たちなんです。
北欧やドイツをはじめ、キリスト教徒やカトリック教徒が多い国では「Three Kings Days」というホリデーがあります。
直訳すると、3人の王様の日。
公現祭とも言ったします。
こちらのバターボックスにはThree Kings Daysに登場する3人の王様が描かれています。
日本語訳だと王様となりますが、日本語の「王様」とはちょっと意味合いが異なり、賢者とか博士という意味が近いと思われます。
Three Kings Daysとは一体何なのか、調べて見ましたので少しお付き合いくださいませ。
12月25日のクリスマスは神の子である「イエス・キリスト」の誕生日とされているので、各国でお祝いされるわけなのですが、そのイエス・キリストが誕生したことを公にしたのがこの3人の賢者(王様)なのです。
賢者たちは12月25日から12日間かけてイエスの元にたどり着き、イエス・キリストが神の子として誕生したことを公にしました。
公にした日の1月6日(12月25日から12日後)をThree Kings Daysとして記念日にしているのです。
日本では12月25日を過ぎると、クリスマスムードは途端にお正月ムードヘ変わりますが、正式にはこの1月6日までをクリスマスとしてお祝いするそうです。
普段なんとなくお祝いしているクリスマスも知らないことがたくさんありました。
このようにデザインされた背景やストーリを知ると、より物に愛着が湧きますよね。
話が冒頭に戻りますが、普段そんなことを考えながら開梱をしているので僕にとってはとっても楽しい時間なわけです。
ちなみに、この3人の賢者には名前があり、Caspar(カスパー)、Melchior(メルヒオァー)、Balthasar(バルタサー)と言われています。
誰が誰だかはまだ調べついていないですが、きっとそれぞれの役割があるのでしょうね。
また調べてみようと思います。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました!